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なぜライブラリーカフェをつくった?
私は外食はほとんどひとりでします。
会社勤めをしていた頃は営業職で、社外での仕事がメインでしたので、いつも昼食はひとり飯がほとんどでした。
でも実は、知らない店に一人で入り、楽しい時間を過ごすのは苦手です。
持っている本を読みながら、腹を満たす程度でその場や料理そして店を楽しむことはできませんでした。
周りの目というよりも、お店に対して一人で場所を占領して、ゆっくりしては
迷惑では?
歓迎されてないのでは?
そんな気を使ってしまい落ち着かないのです。
そこで、つい食べたいものがあるお店よりも、居やすくて邪魔にならないようなお店を選んでしまいます。
今でこそ『孤独のグルメ』(店内に置いてます)や『ワカコ酒』などの人気番組でひとり飯が市民権を得てきたように思いますが、
それでも引け目を感じるのは性格や育った時代でしょうか。
でも、ひとりの時間は大好きなんです。
趣味も『ひとり旅』ですから。(ひとり旅本はたくさん置いてます)
ひとりになれる場所お持ちですか?
家にご自分の書斎や仕事場での個室をお持ちですか。
小さい頃は子供部屋として持った方も多いと思うのですが、社会に出て家族を持つとなかなか持てないのでは?
私は子供の頃は家に自分の部屋がありましたが、
高校生活の3年間は、学校の寮生活をしており、
先輩たちとの4人部屋でプライバシーが無い生活でした。
上下関係の厳しい軍隊のような寮で、辛かったことは沢山あるのですが、一番苦しかったのはひとりになれる場所がなかったことかもしれません。
トイレの個室が唯一ひとりの空間でしたが、それすら学校や寮のトイレですからそう落ち着ける場所ではありません。
思春期のこの間の寮生活は自分の人生で得られたものは、とっても大きなものだったのですが、
もしかすると『ひとり』時間が好きになったのも、この時の影響があるのかも。
病気がきっかけで、自分の人生を変える
そんな想いで起業する時に
ひとりでゆっくり好きなモノを食べたり、本を読んだり、
あったかいコーヒーを飲んだりくつろげる場所があったら良いな、
というおもい
ライブラリーカフェ然々を作った原点はそこでした。
サードプレイスのカフェを作る
サードプレイスとは
自宅(ファーストプレイス)や職場・学校(セカンドプレイス)ではない、一個人としてくつろぐことができる第三の居場所。 (コトバンクより)または
都市生活者には三つの“居場所”が必要だといわれます。第一の場所(ファーストプレイス)が「家」。第二の場所(セカンドプレイス)が「職場」。そしてその二つの中間地点にある第三の場所を「サードプレイス」と呼びます。(人事労務用語辞典)
踊り場としてのサードプレイス
大好きな家族と一緒の大切な家、夢中になって働けるこちらも好きな職場、この二つがあれば充分に幸せ。
でも、もう一つ自分がひとりになれる場所があると、大切な二つの場所がより一層素晴らしい場所になります。
ひとりで過ごせるこの場所の時間は、とっても大切です。
でも、そのサードプレイスを見つけるのは思っている以上に難しいモノでした。
大きな費用がかからずに
とびきり居心地のいい場所・・・
そんな場所が作れたら
カフェを作る
カフェで働いた経験も無いし、まして作ったことなんて・・・
また、カフェが作りたいわけでも無いですし、
サードプレイス、踊り場がそもそも作りたいわけで
そこで、好きなものを一つづつ集めてみました。
まず、食べたり飲んだりすること。これ大好き
うーん!次に本が大好き
それに、音楽を聴くのも大好き
あと、あとはゆったりした自然の空間が好きだな
そんな感じで、好きなものを集めることからイメージを作っていきました。
そんな感じで、できたイメージを形にしたものが然々です。
ひとりで楽しめるものをぎっしり詰めこんだつもりです。
然々のなまえ
然々て何て読むの?
どういう意味?
なんで然々ていう名前をつけたの?
こう訊かれることが今でも多いです。
私が作りたかった場所は「踊り場」「サードプレイス」です。
この場所に来てくださった方が、肩肘張らずに力を抜いて、あるがままのご自身に還って、
また元気になってここを出て行っていただく。
そんな気持ちで『あるがまま』=『然』を店名に使いました。
然々のおひとりさまへのおもてなし
あるがままのご自身に、という思いですからその日の気分に合わせて
お好きな席にお掛けください。
選ぶお席によって、高さも椅子も、そして眺めも違っています。
気に入った場所で、ゆったり流れる然々の時を、その日のサードプレイスにしてください。
できるだけ静かにおひとりの空間をお作りする、
(*混雑具合で思うようにいかない時もありますが)
そしてほっておく。
格好つけて言うと、然々のおひとりさまへのおもてなしです。
ご用の時、また、ちょっとお話しされたい時は遠慮なくお声をかけて、ください。
そして、
ゆっくりお好きな時間をお楽しみください。
お手伝いできるものをご用意しています。
たくさんの本
もちろんひとり旅やひとり時間のための、おひとり様向けの本も多く、コーナーも作っていますが、
考えてみたら、そもそも本自体がひとりで楽しむものでしたね。
然々の本棚
(こちらから)↓↑
面白いイベント
これも基本ひとりで参加楽しめるものにしたつもりです。
代表的なものは
坐禅
(こちらから)↓↑
占い
(こちらから)↓↑
ジャムセッション
(こちらから)↓↑
ひとりめし
(こちらから)↓↑
これらの他にもたくさん集めています。
気になるものがありましたら、ちょっと思いきって試してみてください。
小さなことで人生が変わることって間違いなくあります。
そして、入って見えた時よりも、ちょっと違う気持ちでお帰りいただけたら嬉しいです。
ご感想やご要望がありましたらお聞かせください。