言の葉ライブラリー(コラム)

こちらのコーナーからは、然々でご活躍いただいている占い、教室、イベントの先生方にコラムを書いていただきました。

私は本が大好きで、そして言葉や文章も大好きです。

絵のようなアートや音楽同様、文にも大きな力があり、心を揺さぶる芸術だと感じます。

長文に渡るもの、短文のもの色々になると思いますが、それぞれテーマを作って進めていきます。
書かれた方の人柄や頭の中を、お楽しみください。

目次

テーマ『宝物の探し方・見つけ方』

 

 

ライブラリーカフェ然々 コンシェルジュ 阿部

然々を作って約20年、きっかけは『ガン』になったことだった。
『ガン』が人生を一変させた。

 

我が人生最大のトラブルであり、終わった、 と初めて真剣に  本気で思った。

 

いつか死ぬということはわかっていたし、
いつ死んでも悔いなしという気持ちで過ごしてきたつもり   だった。

 

でも、どこかで明日は当たり前のようにやってくるものと思っていた。

この時初めて、明日が来ない『今』を、そして初めて『人生の終わり』を感じた。

 

見える世界が一変した。

それまでの人生を振り返った。

自分なりに懸命に全力で生きてきた!

後悔はない  と

後悔は  無いはず と

 

でも

「このまま1度きりの人生を終わらせたくない」そんな気持ちがフツフツと湧き上がり、周りや家族の反対を押し切って、勤めを辞めた

 

考えに考えた挙句
自分にとって、子供の頃からずっとであり、師匠であり、恋人だった『本』をベースにした空間『然々』をつくった。

 

これからの人生はロスタイムと思い、無我夢中で自分の描く理想の然々(踊り場)を作ってきた。
悔いだけを残すまい!という気持ちだった。

 

たいへんだった。

それまでの人生で味わったことのない厳しさ、辛さ、苦しみをこれでもか、これでもかと味わわされた。
一方、これほど全力を出しても届かないハードルの高さに、毎日夢中で向かっていける喜びも感じた。
生きるということは、こういうことだったのかと知らされた気がする。

 

今は、『然々』というステージで、どんなパフォーマンスができるかに挑戦する毎日に充実感を感じ、とてつもない喜びになっている。

 

宝物が入っているかどうかはわからないが、思えば私の場合『ガン』がこのパンドラの箱を開ける鍵になった。

起きることに「良し」「悪し」は無いという。
それをどう捉えるかで、良いことにも、また悪いことにもなる。

それが実感できた今、最後までこの高い壁に挑戦していきたい。

 

いつか死を迎える前に、
この向こう側にきっとあるだろう宝物を見つけてみせる。

 

 

『然々』には、宝物を探すところがぎっしり詰まっている。

『本』や『相談相手の占い』をはじめ、自分としっかり向き合える『坐禅』、ひとり時間をぼーっと過ごせる空間。

 

気が向いたら、あなただけの宝物を見つけにきては?

阿部

 

占い鑑定師 ムーン・オオツキ

宝物のみつけかた

宝物と言われて思い浮かぶのは、
家族?
恋人?

世間的に価値があると言われている、宝石や財産、家や車? 人はいつか離れていくこともありますし ものは手放したり、壊れたりすることもあります。

絶対に失うことのない宝物ってなんでしょう。

 

それはあなたの中にあります。

「私なんて、何もできないし、ダメ人間だし」 そう思ってるあなた。

あなたがある会社に入社したとします。
そこで社長さんにこういわれました。


「あなたは今日から、「何もできないダメ人間」と名乗ってください」

嫌ですよね(笑)

 

「本日入社いたしました、「何もできないダメ人間」です」

挨拶されるほうも困りますよね。

そんな会社辞めたいですよね。

千と千尋の神隠しみたいに、逃げられない状況でもないし。
なのにあなたは、社長さんから命令されたわけでもないのに 自分で名乗っています。

本当はあなたは、自分の事を「何もできないダメ人間」 だなんて思っていないんです。


「何かやって失敗したら恥ずかしいし、お金ももったいないし。 だったら現状維持のほうがましだなあ。」
「でも何かきっかけがあれば。私けっこうできると思うんだけど。 あの人より、私の方が〇〇も優れているし・・・」
「私は何もできないダメ人間です」

そんな人に何かきっかけを与えてくれる人なんてなかなかいません。

 

きっかけを作るのは自分です。

 

まずは動いてみること。

 

あなたの中にある宝物を探すお手伝いをさせて頂きます。

 

絶対に失うことのない宝物を、一緒に探しに行きましょう。

ムーン・オオツキ

 

街角セラピスト 天音

宝物の見つけ方、探し方

このテーマを聴いた時 キラキラした気分になりました。

宝物 この響きだけで何だかワクワクしませんか?

 

私は 子どもの頃に読んだトムソーヤの冒険や某夢の国のカリブの海賊や天空の城、ルパン三世やキャッツアイ… と、何だか泥棒寄りな上 年代をお知らせしているみたいになってきましたが、そんな感じを思い浮かべました。

金銀財宝に囲まれてみたいし そしたらねずみ小僧やセントニコラウスみたいにもなりたい。

宝物は豊かさ!みんなで分けたらみんなで豊かでしょ。

そんなのがいい!

 

知恵と度胸を使って策士する。

物資なのか 感情なのか、ドキドキはらはらの先に掴む物。

何にも縛られず 善にも悪にさえも区別のないアドベンチャー。

舌を出して逃げ出し さあ次の街へ。

そんなのがいい!

 

人生というアドベンチャーを体感する!

 

宝物はまだまだきっと ワクワクした毎日の中にある☆

天音

 

 

占い師 エミリア

宝物の探し方、みつけ方

2020年という年を迎えて、楽しい事や美味しいご馳走、ワクワクする日々が続きましたが、ここ数日それとは真逆の事も起こりました。

 

昨年ご縁をいただき共に励まし合ってきた、ある占い師さんが急に他界されたり…
両親との意見の食い違いで、気持ちが落ち込んだり…
親とのトラブルでは、腹が立って悔しかったけど、
ふと、

 

自分は両親に愛されていない

 

と、言葉に出してみると、急激な闇に包まれて落ちていく感覚を久しぶりに味わいました。

 

不思議なもので、闇に落ちると、光にフォーカスする感覚が冴え始めます。
大切な人達の言葉。
自分を浮上させてくれる、光の存在。
自分の今世での使命は何か?
などなど、感じる気持ちが強くなりました。

 

人は悲しみや苦しみ、切なさの中で五感が冴え渡り感性が高くなる瞬間もあるのかも知れません。
それによって、日常の、当たり前の事やごく普通の事が輝いて見えると言うわけです☆

 

いつも側にいて励ましてくれる存在。
夜中ずっと見守る様にベッドで寝てくれている愛猫。
仕事帰りの夕暮れ空に浮かぶ真っ白なお月様。
串カツ屋さんに誘ってくれる同僚。笑笑。

 

ピンチはチャンス!
嫌な事があった時や、焦った時にこそ見えてくる宝物もあるのかも知れませんね☆

エミリア

 

ペン淡彩画教室講師  園部 茂

宝物の見つけかた

私にとっての宝物とは運」

なんだろうなあ?

母は私が小学3年生の時に39歳の若さで他界し、残されたのは5人の子どもと祖父母の8人。

稼ぎ手は父一人という絵に描いたような極貧の家庭に育ちました。
なので子ども心にも、

「人様には決して迷惑をかけるな。自分のことは自分でやれ。」

という、自力本願的考え方に染まっておりました。

 

就職先の大企業では無我夢中で勉強し、上位のコースに入れたおかげで、設計・開発部門に配属され、縁あって今の家内と職場結婚できました。

 

ところが、家内はスポーツ万能で誰からも愛されるおおらかな性格。

 

実家に行くたびに両親に甘えて、米や野菜などをどっさり貰ってくるので、こんな生き方でも良いんだと、びっくり!

 

自分にないものを持っているパートナーの存在ってありがたいですよ。

いろんな悩みを抱えて55歳で早期退職する時など、人生の岐路で何度となく助けられましたから。

人様のお世話になっても別な形でお返しする「他力本願」に宗旨替えしたら、生きていく上での堅苦しさが解消し、素晴らしい人たちとも知り合うことができました。

 

子どもの頃は虚弱体質で運動は苦手、不器用で引っ込み思案という最悪の状況でしたが、たった一つだけ「絵を描くのが好き」という取り柄が、その後大いに役に立ちました。

阿部さんと出会えたのも、絵画教室を主宰できたのも。
昔から「芸は身を助ける」とよく言われますが、本当なんですねえ。

 

今から思えば、そこそこ運の良い人生を過ごせたと思います。でも、ぼんやりしていては「運」という宝物には巡り合えなかったかも。

 

自分なりに節目節目で判断し、精一杯頑張ったおかげで天は自ら助くるものを助く」

の意味が分かったような気がします。

sonobe

 

 

占い師 太星

『宝物の探し方・見つけ方』

サカナクションというバンドの、「新宝島」という歌をご存知でしょうか?

多分たくさんの方が、既にご存知かと思います。

 

80年代の番組をパロディー化したMVも面白く、 それを見ているだけでも、何となく気持ちがほぐれてきます。

メロディーもキャッチーで、歌詞もとてもシンプル、 まさに王道J-POPと言えるでしょう。

その歌の歌詞にある「君」を、もう一人の自分自身に置き換え、 「人生における宝物の見つけ方」という観点で考察してみると、 的を得た素晴らしい意味が、浮き彫りになって来る様に思えたのです。

 

宝島という目的地に向けて、 次、その次、また次へと線を引いて行く(生きて行く)主人公。

しかし線を引くにも、揺れたり震えたり、 真っ直ぐにはなかなか引くことが出来ない。

それでも君を(自分自身を)、此処にはない、 あの宝島に連れて行くという、ワクワク感で生きて行ける。

 

要するに、宝島という概念は、そこを目指すんだという、 ワクワクのセルフイメージで満たすことの出来る、ユートピア。

そしてそれを設定することによって、真っ直ぐにはいかない人生も、 前向きな気持ちで、丁寧に生きることが出来るのです。

 

本来わたし達は、あれをしたい、これをしたいという、 ワクワクをベースにした、 楽しい人生を生きる為に、生まれて来たのではないでしょうか?

しかし画一された教育や常識により、 それぞれの楽しさを追求できる、個々の個性を尊重した生き方は、 集団行動を乱す、間違った生き方であるという認識を、 何処か子供の頃から、刷り込まれて来てしまいました。

きっと宝物の探し方、見つけ方とは、 まず第一に、そんな意識を取り払っていく事なのだと思います。

 

根付いてしまった意識を変えるのは、決して簡単な事ではありませんが、 きっと皆さんなら出来る筈です。

これからは時代も、徐々に後押しをしてくれるでしょう。

自由に楽しく、やりたい事をやって生きて行く。

そこには自己責任も当然伴いますが、

 

誰の為でもない自分の人生を、是非、輝かせて下さい

太星

 

 

ブナピーこと麻白貴ノ子

宝物探しです。

情報って、大きな宝物だと思います。
暇さえあればネットに張り付いているのですが、ネットサーフィンだとどうしても自分の好きなものばかりをみてしまいます。

 

そこで、

本屋に行きます。

 

「私に必要な情報はどこ~?」と唱えながら歩くと
考えも島かった情報にたどり着くことがあります。

こんな感じ↓
https://ameblo.jp/bunapi-33/entry-12334930083.html

こんなのも↓
https://ameblo.jp/bunapi-33/entry-12495667658.html

麻白貴ノ子

 

北極星の薔薇 Angerica

「宝物の探し方、見つけ方」
私にとっての宝物は、
「縁」です

今まで出会ったことがない方と出会い、話をすることで結ばれた縁は自分の人生に思いもよらない幸運をもたらしてくれます。

当たり前のようで、運命的な出会いは、「宝物」そのものです。

然々さんで出展させて頂いた縁でまた、宝物が増えそうです🌹

アンジェリカ

 

華厳宗やまぐち説教所 金子徳司

「宝物の探し方・見つけ方」というお題をいただいた。  

答えは簡単。おいしい食べ物と同じです。  

「腹が減ったら何でもウマイ」。  

 

何が言いたいかというと、自分が変われば世界が変わる、ということです。  

この世は鏡のようなもの。

全ては自分の映しである。
ということになっています。  

自分が宝物だと思えば、それが宝物です。  

宝物は、大切にしますよね。  

いつも気にかけて、愛を注ぎ続けます。  

それが物なら、磨いて、手入れして、大切にします。  

それが生き物なら、健康に注意して、話しかけたりして、大切にします。  

大切にされているペットはとてもカワイイですね。輝いています。  

そんなペットは、誰からも愛されるようになるでしょう。  

もしも宝物が人だったら・・・。
家族だったら・・・。
自分だったら。  

この世は自分の映しです。

自分が宝物になれば、全てが宝物になる。

自分を、愛していますか?

金子徳司

 

常連のお客様 すみやさん

私のたからもの

宝物と聞いて何が私にとって宝物なんだろうと考えてしまった。

私には宝物と言うものがどういうものなのかよくわからないので大切なと思うものを考えてみることにした。

大切だと思うもの、健康、きちんと動く体、震えずに落ち着いている手、痛むことのない下半身、ドキドキしすぎて苦しくない心臓、おいしいと感じることができる味覚、はっきりと見える目、お金、苦労を思いやってくれる言葉、気遣ってくれている優しいまなざし、眠りから起こしてくれるまぶしい光、まぶたを閉じてなおかつまぶしく感じる夏の日差し、暑さを和らげてくれる木陰、海岸に打ち上げられている小さな貝の欠片。

育て、独り立ちした人たちの幸せな様子。

これらの中には、1度、失ってみたり、苦労したことがあるから、大事だと気づいたものが多い。

宝という漢字は、屋根を表す冠の下に玉と言う字があるので、大切な磨かれた宝石をしまっておく場所。

古い字体では寶と書き、ウ冠+王缶(=珍)+貝となっていて、屋根の下に珍しい貝を納めてある場所と言う意味。

現代では玉すなわち珍しい石で、昔は珍しい貝なんだそう。

でも、おそらく珍しいものということでは同じ。

数少ない滅多にないものだから貴重。

それを大事な場所に納めておくのは、なぜ?

さきほど書いた大切だと思うものは宝ではないのだろうか?

そんなことをふっと考える。

昨年から時間に余裕ができ、ライブラリカフェ然々にお邪魔することができるようになった。

緑豊かな林に囲まれ、時間と会話を楽しむのがとても楽しい。

一人で過ごす時間も大事にしてくれる。

でも、しまうことのない宝物。

すみや