
2020.2.26 茨城新聞
いまのお仕事たのしいですか?
一度きりの人生をかけていいですか?
もしかすると、もっと楽しめる仕事があるのでは?
もっと夢中になれる仕事があるのでは?
このまま終わっていいの?
でも
何をしていいのか?
何ができるか?
そんな気持ちはよくわかります。
私もそうでした。
私は46歳の時にガンになったのをきっかけに、脱サラして人生を変えました。
それまで、自分の人生はサラリーマンしかないものだと思っていました。
仕事って辛く、厳しく、苦しいものだと思っていました。
食うためには我慢してしなければいけないものが、仕事!
言うなれば『ライスワーク』です。
そんな仕事をどうすれば少しでも楽しく思えるか、一生懸命面白そうなところを探して、無理矢理自分に楽しいと思い聞かせてだましだまし働いていました。
でも、正直な気持ちは、休日まであと何日か指折り数えたり、
やっとの休日ですら、
夕方になると次の日の仕事を考えて元気が無くなったり・・・
こんな人生を変えたいと思っていても、
どうしていいのか?
いまから何ができるのか?
自分のことなのに分からずに、惰性でその道を進んでいました。
考えてみると、自分で大きな決断をした経験もなかった気がします。
会社の組織の中でも、責任者として1つの店を任されてはいても、最終決断はすべて本社がします。
散々意見や文句を言っても、最後の決断は自分ではありません。
そんな人生でしたから、変えたいと思ってはいても
決断をする勇気がありませんでした。
きっかけもなかったんですね。
そしてガンになり、
死と直面した時に、とうとう気持ちを抑えきれずに・・・・
自分の力を試してみたいという気持ちが抑えきれなくなったんです。
それまで自分でお金を生み出した経験はほとんどありませんでした。
会社から給料をもらうコトがお金を得る方法でした。
本当に自分の力でお金を生み出せるのか?
もし会社が潰れて、どこにも務めるところがなかったら自分はお金を作れるのか?
自信は全くなかったのですが、自分の力を試してみたい。
死に直面した時に、そんな思いが強かった気がします。
おもいきって会社を辞めました。
そして、どうせ変えるなら今度は『ライクワーク』といえるモノへ
そうしたら・・・・
目の前の人生が全く変わりました
ものすご〜く大変で大変で。
そして失敗の連続で、
サラリーマン時代より100倍大変で、
つらいことばかり。
でも、
101倍面白くて楽しいこと
そんな人生になりました。
そして、あれから20年近く経って、
『ライフワーク』になりました。
今度はいつかこの仕事で周りを照らせる
『ライトワーク』にしたいと楽しみながら頑張ってます。
今でも思うことがあります。
病気になったあの時、
あの分岐点のとき
もし、起業ではなくて『転職』していたら?
そのまま会社勤めをしていたら?
どれが良かったかは私自身にもわかりませんが、
今の起業を選んだ人生が後悔が無いものになったことが、自分の一番の幸せだと思います。
40歳代半ばから50歳代前半のお勤めの方から『転職』や『起業』のご相談をいただくことが多いです。
自分もそうでしたが、人生を迷う?年代なんでしょう。
その頃になると、サラリーマンとしての自分の行く末が見えてくるのだと思います。
それが出世をして、偉くなった自分でも、
もちろんその逆でも、
だいたいこんな感じで終わるのか、わかってきます。
そして、私同様、自分の本当の力が試してみたいと思う気持ちが湧く方もいます。
人間自分の明日がどうなるかわから無いのは不安なのですが、
逆にわかってしまうと
なんともつまらなくなるのでは無いでしょうか?
私がそうだったのもありますし、ご相談いただく方とのお話でも感じます。
もし、この記事をご覧になってご自身の思いと重なり、迷われているのでしたら、お声をかけてください。
お役に立てることがあるかもしれません。